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なんちゃって女将のアウトドアな日々


by hi636ra8ma

これぞバックカントリー!!

スキーシーズンもひと段落して、先日は念願の立山に行ってきました。
ひさびさの、日本離れしたロケーションでのバックカントリースキーを満喫してきました。

前日の夜に富山まで行き、回転寿司でお腹いっぱいにして、立山駅の駐車場で車中泊。
夕方の雨も小やみになり、夜になると星も見え、明日の天気も期待できそう♪
朝6時、バチバチと大粒の雨が車当たる音で目が覚めた。
しょうがないからもう一度寝ることに。
8時ごろ、外を見たら青空が少し見えてきた!
『ここまで来たら、行ってみるしかないっしょ!』と他の2人を起こし準備に取りかかるが、T君が準備にもたついたため、8時40分の便に乗れず、9時10分の臨時便になんとか乗車。
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ケーブルカーを降りると、今度はバスに乗り換える。
ツアーの団体客が結構たくさんいて、スキーやボードをもっている私たちを好奇の目で見ていた。
私から言わせれば、わざわざ高いお金払うのに、滑らないで帰るなんて信じられないのだけど。
そして、これが有名な『雪の大谷』 一番高いところは15mもあるそう。
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バスに40分ほどゆられて終点の室堂に到着。
そこには、今朝の雨が信じられないほどの絶景が広がってました。
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まさに雲の上、果てしなく続く雪原と山々。
なんでもっと早く、ここに来なかったんだろ・・・
昨日は猛吹雪だったらしく、うっすら新雪が積もり、マシュマロのようにモコモコした雪原が私たちのテンションを一気に高めてくれました。
他の二人もさっさと板にシールを貼り、ハイクの準備も完了。
どこを見てもオープンバーンで、どこを滑ったらいいのか、迷うこの贅沢!
福島の密林で頑張ってきた甲斐があったな~
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室堂から一の越山荘まで、かなりのハイペースだったと思う。
途中、中高年の山スキーのグループを直登で抜きさろうとしたら、私の結婚式にも来てくれた山岳会の方でびっくりした。あまりの偶然にお互い盛り上がり、一の越山荘で記念撮影。立山ってすごいところだ。
一休みして、板からシールを外し、ブーツにアイゼンをつけて雄山に取りつく。
頂上は見えるけど、かなりの斜度だ。
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途中に岩が出てて歩きにくかったり、背中につけたファットスキーが風であおられり、滑落しないよう必死にアイゼンをくいこませて登る。
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北海道や福島ではバフバフパウダーばかり滑っていたので、アイゼンをつけてのクライミングはかなり緊張した。
ちょっと平らになっているとこで一息つくと、後ろにはものすごい絶景が広がってた。
あ~生きてるって素晴らしい・・・・
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一度アイゼンがきかなくて、ヒヤッとした場面もあったけど、難所もクリアーし無事登頂!やった~!
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頂上からの景色は言葉では表現できないくらいの、壮大な自然が広がっていた。
これ、ほんとに日本なのかな?と思うぐらい、すごい景色。
色々海外の山も滑ってきたけど『なんで今まで立山に滑りにこなかったんだろ』と後悔しちゃうぐらい、すごいフィールドが広がりまくっているのです。
無事に登頂できたことの感謝の気持ちと、無事に滑り下りれるように神様にお祈り。
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『う~ん、どこ滑ろうかな』 この1本を無駄にしないよう真剣に考える私と旦那様S氏。

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悩んだあげくに、一番雪がたまっていそうなセッピの少し下を滑る。
やばい、なんだこの浮遊感はー!!!サーフィンってやったことないけど、きっとこんな感じ?隣についてる孤はクレージーボーイT君の、これまた無謀な直線ライン。

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今シーズン初バックカントリーの旦那様S氏は、だーれも滑っていないとこ独り占め。
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何度も何度も、余韻にひたりたい・・・
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もう少し滑れるところを探して移動。
そして、またひと滑り。
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広すぎて、スピード感覚がマヒします。

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斜度がなくなったところで懐かしのロープトーに乗った。
200円でこの高低差を稼げるなら安いと思う。
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もう帰るだけになると、登りがきつく感じる。アドレナリンってすごい。登りは疲れている暇もなく、必死に登れたのに。楽しいことは、あっという間にすぎ、もう帰らなければならない時間。
あ~山小屋に泊まりたい・・・・きっと夕日きれいなんだろな。
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ほんとに、帰るのがもったいないくらい楽しくて、最高の1日でした。
最後は立山に敬意を表して、敬礼をするS氏。このあと、想像以上の筋肉痛に襲われることも知らずに(笑)
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ありがとう立山!また来年もよろしくね~♪
by hi636ra8ma | 2010-05-01 15:07 | バックカントリー